11月28日、日本冷凍めん協会、全国製麺協同組合連合会、全国めん類衛生技術センター主催による2013年度セミナーが開催されましたので、ご報告いたします。
会場は、品川プリンスホテル メインタワー宴会場 ムーンストーン(10F)。
面白かったので、この2つの講演内容を少しだけご紹介します。

◎第1講演のテーマは、『感性マーケティング《男女脳の違い+感性トレンド》』
(講師:株式会社感性リサーチ 代表取締役社長 黒川 伊保子 様)

脳を装置と見たて工学的にアプローチ。性別、年令別にその違いを説明される。
例えば、男性脳が三次元点型の認識で空間全体を把握するのに対し、女性脳は、二次元面型の認識で目の前をなめるように見るという違いがある。脳梁の太さに違いがあり、女性の方が太い。臨機応変力に優れる女性脳と俯瞰力に優れる男性脳。感じたことが即ことばになる女性脳は、そのことばを口から出さないと神経系のストレスが溜まるとともに共感してもらわないとストレスも溜まる。
一方、他人の話も「空間認識」の領域で聴く男性脳は、その空間認識機能が空回りすると、強いストレスを感じ、話を聞いていないと思われるようなぽうっとした顔になる。したがって、女性脳とその女性脳が求めるようには、“察する”機能が付いていない男性脳との違いを認め合えば、最強の組合せでもある。
年代別に見た脳では、15~28歳ころの脳は入力装置で、単純記憶力のピークで、30歳前後でピークを過ぎ、自分の立ち位置が見えてくる。世に中を見る視点が揃うが、優先順位がついていない混迷期。40歳前後から物忘れが始まるがこれは、老化じゃなく進化で、情報が整理され、30代の混迷が消えていく。そして、50代には連想記憶力の質が高まり、60代には、成熟脳に達し、野に咲く花にも赤ん坊にも人生の真髄を教わるような達観の域に入り、人生がますます面白くなる。
さらに、ヒトの脳には、生理的な周期があるらしい。脳にとって『7』は魔法の数であり、特別数で完全性を感じる。そして、人は、7年で飽きる。大衆の感性は、56年で一巡し、感性の波は繰り返す。つまり、56年前を見れば、今現在のヒントがある。2020年の東京オリンピック開催の56年前は、1964年の東京オリンピックが開催された。この国はもう一度甦る。
そうです。私たちは、面白い時代の入り口に立っているのかもしれない。

◎第2講演のテーマは、『日本と世界の最新政治経済事情』
(講師:経済評論家、中小企業診断士 三橋 貴明 様)
政府の目的は、経世済民。世をおさめ、民をすくう、こと。その目的と手段を間違えないことが大事だ。
長らく日本経済はデフレが続き、政府財政の累積赤字も1000兆を超えた。アベノミクスやTPPが注目されている。メディアや評論家から歪められたものも少なくない。まず、累積財政赤字の1000兆円は、ギリシャの場合と違ってその多くが国民からの借金だから心配はいらない。ギリシャ国債の債権者は外国人が7割。デフレ対策が求められるのにインフレ対策であったり、所得に向かうべき金融政策が金融資産に向かったりと政策がブレないことが重要である。
そのためにも日本経済やデフレ対策の正しい理解が必要である。所得と生産が悪循環のデフレ対策の理解には、GDP(国民総生産=生産・支出・分配(所得)の三面等価の原則)の指標は重要な手掛かりとなる。
2013年度セミナー写真